2017.10.20 15:15

【71回県展 特選画廊】(9)写真「銀河鉄道40010(四万十)」吉田道夫(土佐市)

光輝く四万十の夜景
 真夏の闇の中、黄色い光を放ちながら四万十川沿いを走るJR予土線のワンマン列車。山と山の間に架かる鉄橋に差し掛かると、列車は北の夜空に浮かぶ天の川銀河に吸い込まれるように見えた。
 
 8月初旬、高岡郡四万十町大正の四万十川河原から撮影。20分間隔で撮った銀河と列車の写真を合成。星座表と列車の時刻表とにらめっこしてポイントや日付、時間を決め込んで撮影した会心の作だ。
 
 「赤い電灯の光が入った鉄橋と1両の列車が素朴でいい感じ。夏の銀河と相まってSFのような世界を表現できた」
 
 写真を本格的に始めたのは4年前。写真クラブで技術を学び、県内の祭りや夜空を撮り始めた。
 
 四万十町は会社員時代に転勤で3年ほど住んだゆかりの地。景色や夜空の美しさは熟知しており、近年は泊まりがけで何度も撮影に通っている。
 
 「昼の風景も美しいけど、光輝く夜景もいいでしょう。皆さんも広い夜空を見上げてほしい」
 
 闇と光、自然のコントラストが、四万十の夜の世界にいざなう。


 よしだ・みちお 1947年須崎市生まれ。全日本写真連盟高知支部会員。初特選。ギャラリー賞も受賞。

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カテゴリー: 文化・芸能県展文化


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