2017.10.16 08:20

高知県室戸市の「ウトコ オーベルジュ&スパ」存続決定 12月再開

存続が決まった「ウトコ オーベルジュ&スパ」(室戸市室戸岬町)
存続が決まった「ウトコ オーベルジュ&スパ」(室戸市室戸岬町)
 事業者の撤退表明で存続が懸念されていた高知県室戸市室戸岬町のホテル「ウトコ オーベルジュ&スパ」の運営を、県内でホテルを経営する「アクトリゾート」(兵庫県尼崎市、清川浩志会長)が引き継ぐことが決まった。11月1日に閉館した後、12月中旬にも再オープンする見通し。1カ月半ほどの空白期間は生じるが、県東部で観光拠点となる宿泊施設の存続が固まった。

 ウトコは2006年7月、化粧品ブランド「シュウウエムラ」創業者の故・植村秀氏が中心となって開業し、当初はシュウウエムラの関連企業である「ウトコディープシーテラピー」(室戸市)が経営。09年11月から星野リゾート(長野県)が運営を受託していたが、今年5月に「契約満了」を理由に11月1日での撤退を表明、存続が危ぶまれていた。

 運営を引き継ぐアクト社は、土佐清水市のホテル「足摺テルメ」の指定管理者。高知ファイティングドッグスのオーナーでもあるアクト社の北古味鈴太郎社長によると、足摺テルメが16年11月期に黒字転換して経営が軌道に乗ったため、新たな事業展開を模索していた。

 建物を所有するウトコ社側と9月、2年間の運営委託契約を締結。さらに、ホテルの建物を含めたウトコ社のM&A(合併・買収)に向け、交渉を進めているという。

 再オープンは12月15日を予定。星野側から8人の社員を引き継ぐほか、10人程度の新規雇用を見込む。当初の施設コンセプトである「美と健康」とともに、地元食材などを重視し、高級路線を維持する方針だ。

 北古味社長は「豊かな自然と食材、ジオパークなど室戸には魅力がたくさんある。県東部の盛り上がり、深層水の発展に貢献したい」。小松幹侍市長は「継続が決まり、うれしく思う。事業者と協力し、観光客が満足できる取り組みを図り、滞在を促進したい」と話している。

カテゴリー: 政治・経済室戸


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